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自作の短歌を公開します。

312 短歌集なごみ753 ≪四季 秋≫ 秋 

短歌集なごみ753 ブログ短歌作品

赤いもみぢ 葉/ Ein roter Ahornbaum

312  短歌集なごみ753 <四季 秋 /Der Herbst von den vier Jahreszeiten>

2163-0511 060119
住むひとの絶えて久しき家の庭 咲き乱れるはキバナコスモス

1767-0410 蒼原
一片の枯れ葉落つなりひらひらと 裏と表に秋を滲ませ
1764-0410 真澄短歌会 

うらおもて秋を偲ばせ一片の 枯れ葉散りゆく秋の夕暮れ


1754-0409
真夜中に吹き込む風の心地よさ涼しさ 身に沁む秋が来にけり
1753-0406
くれなゐも染まる深山は秋盛り冬は 訪ふためらひもせで


1433-0312 蒼原

参道に散りて広がるいてふの葉 不意に舞ひ込む赤きもみぢ葉
1405-0311
もみぢ葉の色の極みを見せつけて 径に広がる錦の絨毯


1038-0218
秋深く日差し短くなりぬれば 夕餉少しづつ早くなりゆく
0890-0104
秋の夜の月影宿る畳みの間 部屋にたゆたふうつろな気分


0841-0202
ふる里の寺の晩鐘音絶えて 久しくなりぬ秋の夕暮れ
0738-0111
秋深し木の葉色づき地に落ちぬ 季節の移ろひ葉に滲ませて


0273-3104
奈留島に育ちしつわぶき庭に咲く 潮の音聞けず寂しかるべし
0221-3009 朝日新聞東海歌壇
やんわりと秋の日差しに包まれて 体ほかほか心ほのぼの