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自作の短歌を公開します。

301 短歌集なごみ753 <さくら咲く、さくら散る> さくら

短歌集なごみ753 ブログ短歌作品  14首


短歌集なごみ753 ブログ短歌作品
301 <さくら咲く、さくら散る / Kirschen bluehen, Kirschen fallen>

2278-0603 朝日新聞東海歌壇 060411
さくら咲き散りゆくまでのときわずか 逢うも別れ樹の下樹の下
2176-0513 蒼原 060417

さくら散る残るさくらも散るさくら さくら散り行くほどにさびしさ募る

1143-0301
咲くさくら散りゆくさくら風情あり 歌に詠まれてなお増す風情
1126-0301
さくらばな歌に詠まれて増す風情 咲くもうつくし散るもうつくし


1077-0721 蒼原
美しく咲きしもなぜに散りいそぐ 露の世に咲く花と思へば
1058-0211
短くも桜の下の初恋は 花よりほかに知る人ぞなき


0898-0208
風に乗り散りゆく桜うら寂し 季節の移ろひ心に沁みる
0837-0202
盛り過ぎ柔き風にも散る花の はらはら落つる春の夕暮れ


0679-0109
はらはらと散りゆくさまのはかなさの 身に沁む桜こそ美しき
0436-0103
風そよぎ桜散り敷く参道を 歩むもはばかる振り返りつつ

0348-0101
冬枯れの落ち葉積もる里山に さくら咲く日をひたすら待ちなむ
0322-3002 三岸節子記念美術館 短歌ポスト  
乱舞する桜の花に魅せられて 吾も樹の下時空を越えて

0020-2901

春山に浮きたるごとく咲く桜 そよ吹く風に散るを堪(こら)える
0009-2908
美しく咲きしもなぜに散りいそぐ 花に出逢いと別れ重ねん