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自作の短歌を公開します。

310 短歌集なごみ753 <四季 春> 春

短歌集なごみ753 ブログ短歌作品 16首

短歌集なごみ753 ブログ短歌作品
310 <四季 春 /  Der Fruehling von den Vierjafhreszeiten>

0798-0201 蒼原 060321
雪の下透けて見える蕗のたう 緑浅くも春を呼び込む

0345-3101 060218
そこかしこ春の訪れ雪淡く 透けて見えるは幼きふきのたう
1924-0502

春が来た待ち待ちし春があちこちに 土筆顔出し燥ぐおさな子

1596-0406
若葉萌え白き花咲く山法師 春おとなふを知るは嬉しき
1578-0104
うれしきは泉佐野より送られし タケノコの荷より洩れる春の香


1567-0403 真澄短歌会 出詠

冷たさの少しやわらぐ板の間を 今朝は素足でああ春は近い
1559-0403 三岸節子記念美術館短歌ポスト 掲載
節子いる館を出れば起宿(おこしじゅく) 脇往還(わきおうかん)の美濃路行く春

1325-0308

うぐひすの春告ぐる声聴きたくて 逃してしまふ寄り過ぎる余り


1208-0304
ふきわらびみつばたけのこ送られし 泉佐野より春を匂はせ
1206-0304
春告げる匂ひこぼれる荷が届く 泉佐野よりわらびたけのこ


1089-0212
初春のふきのたうにも綿帽子 雪払ふ娘(こ)の小指可愛い
0845-0202 真清田神社 献詠
暮れなずむ春の晩鐘音はるか やさしきひびき耳に届きぬ


0547-0105
雨上がり空気澄み渡り迫り来る 山の姿に驚く刹那


0436-0103
淡雪に透きて見えたる蕗の薹色 幼くも春を告げいつつ
0435-0102
ふきのたう緑幼く顔出して 春はそこまで心なごみぬ


0000-0502
如月のきのふもけふも見えぬ春 雪に埋もれしふきのとう掘る
0000-XXXX
ふきのたう寒さに耐えて咲くを待つ 緑浅くも春を知らしむ